ペットのトイレ、どこがいい?
ペットを家族として迎え入れるにあたって真っ先に考えなくては行けないのが「トイレの場所」。
犬種にもよりますが床面積で言ったらかなりの広さ。ペットが行きやすくお手入れがスムーズ、かつ人が生活するにあたってニオイなどが気にならない場所を選ぶ必要があります。
また、一度場所を決めたもののペットがうまくその場所でトイレができなかったり、飼い主の都合で位置を変えるなどということもあります。
ペットのトイレを決める基準について
一般的に犬は自分の生活する範囲(決まった居場所や寝る場所)が汚れることを嫌います。また、排泄行為の際に安心して行える場所を用意してあげることが重要です。人間の利便性よりも「犬が安心して利用できる場所」にする必要があります。
- ペットが常にいる場所から離れすぎていないこと
ペットが1階で生活しているのにトイレが二階にある、などはおすすめできません。 - 来客などの際に目立たず、日常的にニオイなどが気にならないこと
ペットが用を足している時にインターホンが鳴ったり来客が出入りするため落ち着かない可能性があります。 - 音が静かで常に適切な明るさを保てること
夜中に置きたペットが真っ暗闇の中、歩いてトイレまで行くようなルートも避けなくてはいけません。体調が悪いときや高齢になった際にペットが大変な思いをします。 - 換気扇などが利用できる場所は更に良い
飼い主でも気になる排泄物の臭い。キッチンや浴室など換気扇が設置されている場所の近くはおすすめです。
ただし、家族がお風呂に入っている時に大きな音などがするとびっくりしてしまう子もいるので要注意です。 - 夏の暑さ、冬の寒さにも注意
ペットがトイレに行く際に急な温度変化を感じて体調に異常が生じる場所はNG。特に高齢のペットの場合、人と同じように熱中症や最悪の場合脳の病気や心臓に異常がでることも考えられます。普段から飼い主が出入りをしてペットのからだに負担にならないような場所を選びましょう。
上記の点を考慮してペットのトイレの場所を決めてあげましょう。
トイレの場所をかえてもいいの?
ペットは一度決められたトイレの場所をしっかりと守る動物です。
しかし、設置してみて問題が起きてしまった場合、トイレの位置を換えても大丈夫なのでしょうか?
トイレの位置をやむを得ず変更する場合は以下の点に注意して時間をかけてゆっくりと移動させましょう。
- いきなり遠くに移動させない
ペットからしてみると「ある日突然トイレがなくなった」と認識します。また、トイレの場所が変わったことがわからずに今までの場所でしてしまい「飼い主におこられた」などと思ってしまうこともあります。
このようなことにならないよう、毎日数センチずつ移動させて元の位置から動いているということを認識させます。 - もう一度トイレトレーニングする気持ちで
少しずつ移動していくトイレ。この場所ですることができたときには「新しい場所でおトイレできたね!」といってしっかりと褒めてあげましょう。この場所が正しい場所なんだ、ということを時間をかけて教えてあげましょう。
ペットのトイレ設置は飼い主とペットの関係を良好にするために大変重要な項目です。
あせらずにゆっくりと、そしてしっかりとトレーニングして行きましょう。